絶望を受け取る段階
絶望を受け取る段階って、4つの段階を経ると言われているそうなんですね。
・一段目→否定
・二段目→怒り
・三段目→あきらめと受容
・四段目→希望
「恋人にフられました」を例に見てみましょう。
一段目と二段目
一段目の「否定」は、別れたいなんて嘘、まだ私の事が好きな筈!
と、現実に蓋をするようなイメージ。
二段目で「酷い!何であんなに尽くしたのに捨てるの?」などと何かに怒りをぶつけるそうです。
占いに来るクライアントさん、一段目、二段目の方が多いと思います。
「相手もまだあなたに気持がありますよ。でもまだ気持の整理がついて向き合うまで時間が掛かりますね」とか言って欲しい訳です。
でも、話聞いただけで、そりゃ~無理でしょ、不毛でしょって場合はあります。
ただし、主観は出来るだけ入れずに、星とカードで占断し、やっぱ不毛だわ…となって結果を告げる訳です。
…ですが、一段目、二段目の場合、本人が現実に蓋をしちゃってるので、受け入れるのが難しい場合があるんですね。
なので、先ほどのように期待させるような言葉、
「あなたに好意はあるけど、まだ気持の整理が…」
「あなたの事は好きだけど、仕事が忙しくて…」
「可能性はあるけど時期が悪いから、長期戦で…」
など、ショックを受けない言葉を伝え、優しいようで、引き延ばす訳です。
悪質な場合、復縁のおまじない的なのを教えたり、甘い言葉で現実と向き合わせないようにしたり…
という事もあるかも知れないので、弱った心につけこまれないように気をつけてくださいね!
気づいたら占いにお金をじゃんじゃんつぎ込んでいた…なんて事になっていたら、危険なサインです。
そして、何を引き延ばすって?
三段目と四段目
三段目の「あきらめと享受」は、もうあの人は私に気持ちがないんだ…と、現実を受け入れていく段階。
そして四段目の「希望」、新しい恋を探そう☆
ここに行き着いてこその人生、新たなステップなので、一段目、二段目の時に、可能性が限りなく低く不毛で本人も辛いのに、留めておくのは酷かと…
かと言って、一段目、二段目の時には、好きという気持ちや、一縷の望みにすがってないと、その瞬間は生きている希望を見出せない、位に追い詰められている場合もあるでしょう。
だから、ハッキリ真実だけを告げる事が正しい、とも思いません。
また、占断というより、主観で説教するのも…
「そんな人、別れて正解よ」みたいなやつね。
付き合っていた本人にしか分からないのですから、主観でそれを言ってはダメでしょと。
とても少ない時間の中で聞いた情報しか持ち合わせていないのに。
あと、「別れたのは良い事」も、相談に来ている段階では受け入れるのは難しいかと。
そう本人が受け入れるのはかなり時間が必要だと思うので…
客観性と共感、どちらもとても大切ですね。
う~ん…
本当に「伝え方」って難しいです。
気持が楽に、かつ不毛な状況から一刻も早く抜け出して前を向く素晴らしい言葉を、伝えられるような占い師を目指してます~